時を越える愛歌
奈美がそう言ってくれた時、
何処かで
この子を守りたい
そう思った。
それから祐介がよく服を買ってる店に行った。
お店にはお客さんが少なく、あたし達以外に2人ぐらいしかいなかった。
祐介「この店は店員さんもあんまり寄って来ーへんから大丈夫やで」
そう言われてあたしは心の何処かでほっとしていた。
改めて店内を見回してみる。
やっぱりカラフルで個性的な服がいっぱいや…
個性的な服は別に嫌いじゃない、寧ろ好きな方。
少しだけ祐介が好きなものを知れて嬉しい気持ちもあった。
祐介「奈美!こんなんどう?」
いろいろ考えてみると祐介がいろんな服を抱えていた。
めっちゃ…可愛い。
奈美「凄い…可愛い服」
祐介「やろ?全部奈美に似合うと思うねん♪」
あたしは1番上にあった服を手に取り、自分に合わせて鏡を見た。
隣の祐介はそわそわしてる。
祐介「可愛い!やばい、めっちゃ似合う!」
奈美「似合う?あたし自分で似合うとか似合わんとか分からへんわぁ(笑)」
祐介「めっちゃ似合う!奈美めっちゃ似合うで!」