時を越える愛歌
勝手にして生意気やけど、少しは祐介の役に立ちたい。
そう思ってキッチンに立った。
冷蔵庫を開けてみると、それなりの物は入っていた。
今日の晩ご飯はハンバーグや!
祐介は好きか分からへんけど…
あたしは自信なさ気にミンチをこねた。
祐介、喜んでくれるかな?
そんな事を考えながら、せっせとハンバーグを作った。
奈美「祐介が帰って来たら、もう1回温めて食べたらええか…」
料理は前の家でよく作らせられてたから並みには作れる。
自信作のハンバーグが入ってるフライパンにフタをしてベランダへと向かった。
ついでやから洗濯物も入れてしまおっと…
ベランダには祐介が着そうな服が風になびいている。