時を越える愛歌
祐介「全然問題ないって!しかも奈美やから仕事してるとこも見れるやん(笑)」
奈美「ほんなら…行かせてもらう♪」
祐介「よっしゃ!明日は奈美が一緒やー!でも見られてると思ったら恥ずかしいなぁ(笑)」
僕は奈美がどういう事を考えて判断したのか、この時はまだ知らなかった。
奈美「…隆平くん」
写真に写ってるのは隆平くんやった。
祐介の横で優しい笑顔で笑ってる。
確かにあたしが知ってる…隆平くんやった。
祐介に「メンバーに会わへん?」と聞かれたあの時、
行きたい気持ちと行かないでおこうかという気持ちが半分ずつあった。
でもあたしは思った。
会って本間に隆平くんか確かめたい。
あたしは頼んだ。
「会いたい」と…
もし明日あなたに会ったら、
あの日一緒に居た隆平くんに会ったら、
あなたにはあたしが見えないだろうけど、
あたしはどう思うんですか?
楽しい時、
嬉しい時、
笑っている時…
そんな時、隣には必ずあなたがいました。