時を越える愛歌
再開
次の日。
僕らは張り切って外に出た。
今日は音楽番組の収録があんねん。
祐介「今日はちょっとだけ移動あるけど大丈夫?」
奈美「全然大丈夫!もし無理になったら自分で帰れるもん(笑)」
祐介「そうやんな!奈美がメンバーのみんな見たら絶対おもろい人らやと思うで~♪」
奈美に優くんと裕人くんの説明を少しだけした。
奈美は隣で僕の話を真剣に歩きながら話を聞いている。
なんか…可愛いなぁ(笑)
僕らはメンバーが待っている建物に入って行った。
楽屋まで行ってドアを開けると誰も居なかった。
何で…もしかして日にち間違えた?
祐介「…何でみんな居らへんねんやろ?」
僕らがドアの前で突っ立っているとマネージャーが息をきらしながらこっちに走って来た。
「田中くん!急いで着替えて!あと3分で本番やねんからー!みんな待ってんで!」