時を越える愛歌
「真人のギターって黒いヤツやんなぁ?」
真人「おん」
黒いギターって明らかこれやん…
しかもギターの音は聞いてなかったんかいな。
真人「優くん?僕のギター知りません?」
優「真人のギター?知らんなぁ…隆平に聞いてみたら?」
隆平…隆平って…?
優くんという人は「隆平ー!」と大きい声で叫んだ。
どうしよう…いざとなったら会ってしまうのが怖い。
あたしはギターを抱えながら優くんの間を通り抜けて楽屋から出た。
でも運悪く、出会ってしまった…
隆平くんに…
どうしよう…目の前では隆平くんが立ち尽くしてる。
目を合わせる事が出来ない…
すると隆平くんはゆっくりとこっちに向かって歩いて来た。
隆平「もしかして…奈美?」