時を越える愛歌
隆平「…こんなとこで会えるなんて…思ってなかった」
何を話したら…ええん?
あの頃みたいに話されへん…
祐介「し、知り合いってどういう事?」
隆平「僕の…妹みたいな子やねん」
覚えていてくれた、あたしの事を。
でもやっぱり顔を見て話されへん…
隆平「…奈美?今まで何してたん?ずっと心配しててんで?」
奈美「あたしに…あたしに話しかけん方がええよ」
隆平「…何言って」
奈美「あたしには関わらん方がいい!やって…あたしはっ…」
祐介「ちょ!奈美!」
あたしは飛び出した。
隆平くんに抱えてるギターを押し付けて、建物から出て行った。
無我夢中で走る。
何で?何であたしはあんな酷い事言ったん?
隆平くんは何も知らんのに…
あたし阿呆や。