時を越える愛歌

自分が義理の両親にされていた事も、今の自分の姿の事も…











全部話した。






話終わると奈美は少しだけ笑っていた。







奈美「でも不思議やない?何で祐介と隆平くんにはあたしが見えるんかな?」








隆平「何でやろ…心が綺麗やからちゃう?」





祐介「そうや!絶対そうやわぁ!」






奈美「えーありえへん(笑)」










こうして3人で笑うのは始めてやな。





お互い知りあいやったけど、みんなで会った事はなかったもん。









僕はこの時から自分の異変に気付いていた。











奈美が隆平の事を見つめている度に起こる胸騒ぎも。







このモヤモヤは何やねん…。
こんなに胸が痛くなったのは何年振りやろう…







僕が…奈美を?











自分に正直になれ…

< 43 / 113 >

この作品をシェア

pagetop