時を越える愛歌
自分が義理の両親にされていた事も、今の自分の姿の事も…
全部話した。
話終わると奈美は少しだけ笑っていた。
奈美「でも不思議やない?何で祐介と隆平くんにはあたしが見えるんかな?」
隆平「何でやろ…心が綺麗やからちゃう?」
祐介「そうや!絶対そうやわぁ!」
奈美「えーありえへん(笑)」
こうして3人で笑うのは始めてやな。
お互い知りあいやったけど、みんなで会った事はなかったもん。
僕はこの時から自分の異変に気付いていた。
奈美が隆平の事を見つめている度に起こる胸騒ぎも。
このモヤモヤは何やねん…。
こんなに胸が痛くなったのは何年振りやろう…
僕が…奈美を?
自分に正直になれ…