時を越える愛歌
優くんには奈美が見えへんねんから、奈美も連れて来れば良かった。






祐介「優くん」





優「ん?」







祐介「ちょっと僕ん家に寄ってもらってもえぇ?」





優「ええよ。何や?忘れもんか?」






祐介「うん…そんなとこ(笑)」









優くんが運転する車の助手席で1人で微笑んでた僕。









めっちゃきしょいなぁ














優「はい、到着ー」







祐介「ほんならちょっと待っててなぁ♪」






優「出発時間は今から10秒後や」





エレベーターを待ってる時間ももったいなくて、4階まで階段を駆け上がった。















ポケットからキーホルダーがいっぱい付いてる鍵を取り出して、ドアを開けた。














祐介「奈美ー!起きてるー?」















部屋は静まり返っていて、奈美の返事は帰って来ぉへん。














祐介「奈美ー?」





寝室へ行くと、布団はぺったんこで誰も寝てない。








玄関に戻ってみると、奈美の靴はなかった。








何や…お散歩かぁ…


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