時を越える愛歌

奈美「いっつも何か考えてるみたいやから、忙しいんかな~と思て」








祐介「…よく見てるんやね(笑)」












奈美が話しかけてきても、そっけない返事しか返せなくなった。





何でか分からんけど、前よりかは会話もちょっと減ってる。







たぶん、僕のせいやけど。












奈美「何かあったら、あたしに何でも言ってな?」






言えるもんなら、言いたいわ…





「奈美が好き」って。









奈美「1人で抱え込んでたらしんどい時ってあるやん?」




奈美は今、何も考えずに言ってると思うけど、






今の僕は十分しんどい。




奈美は悪ない。








奈美「だから、何でも言って?愚痴でものろけでも何でも聞くから!(笑)」












< 56 / 113 >

この作品をシェア

pagetop