時を越える愛歌
高校3年生になった春。
今まで耐えてきた中で一番辛い事が起こった。
誰も助けてくれなくて、ずっとずっと泣いてた…
真夜中。
誰もが寝静まった頃、あたしの部屋に義理のお父さんが入ってきて
あたしを犯そうとしてんから…
奈美「ちょ、やめてっ!!やめてお父さんっ…」
父は嫌がるあたしなんて無視して行為をし続けた。
父は無理矢理あたしの口を手で塞ぐ。
男の力に抵抗する事も出来ず、あたしはただ息を殺して泣く事しか出来なかった。
義理父「この事を誰かに言ったら…どうなるか分かってるやろな…」
奈美「っ…」
怖かった
何も出来ない無力の自分にも腹が立った。
なんであたしがこうなんのって、ずっとずっと思ってた。
夜になるとあたしの部屋に来る義理の父…
そんな人生を送るなら、死んだ方がマシや…
そう思って、あたしは自殺した。
でも、自殺しきれへんかってん。
ビルの4階から飛び降りたはずやのに、なんでか知らんけど幽霊になってここに居る。