時を越える愛歌
祐介「ずっとずっと好きやった。奈美と出逢って、心が通じ合うようになった時から…」

奈美「あたしもずっと好きやった、でもっ…」





両思いなのはめっちゃ嬉しい。

言葉でなんて言い表すことなんか出来ひんぐらい、嬉しすぎる。


でもそれと同じぐらい怖い。



本当に両思いになって良えの?
こんな幸せ、他にある?

絶対ない、寧ろありえへん。


ずっとこうなることを願ってた。
両思いになれたらって、ずっと思ってた。

でも本当に両思いやと言われたら、好きやと言われたら。





信じられない
現実じゃないみたいで。

騙されてるかもしれない、この現実に。

夢を見てるかもしれない、自分の想像に。



ねぇ、本当に良えの?

怖いよ、怖いよ祐介…

奈美「あたし、本間に…」

祐介「…どうしたん?」

奈美「本間に良いんか分からへんねん、祐介と両思いって…」





あたしの気持ちを言うたら、祐介は何て言うかな?

-まだ疑うん?本間意味分からん-


祐介は、何て言う?


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