時を越える愛歌
ふらふらになりながら家まで辿り着き、荒く呼吸しながらリビングに入る。
意識が朦朧とする中で棚に直しておいた手紙を取り出し、テーブルに置いた。
もう限界、あたしはもう…
テーブルの前に蹲り、肩を上下にさせて荒々しく呼吸したまま涙を流した。
足はもう半分消えかかっている。
祐介と過ごした3ヶ月、あたしは絶対忘れへん。
何があっても、ずっと。
ありがとう祐介。
愛してるよ。
誰よりも、誰よりも。
涙をテーブルにぽたぽたを零しながら、あたしの身体は消えて行く。
…さようなら。
神様は意地悪なんやね。