時を越える愛歌
鮮明に記憶された光景を目の当たりにした自分、大きな満月が頭の中のスクリーンに映し出され、頭から離れなかった。
確かにあの時あたしは飛び降りた。
やのにどうして今は…
死のうと思ったのに。
何故今はここにいるのか。
自分では全く分からなかった…
医者「たまたま飛び降りた下に軽い植え込みがあったみたいで、ほんまに奇跡的に助かったんやで?」
奈美「…」
医者「そっから病院に運ばれて今まで、奈美ちゃんはずっと意識不明やってん」
奈美「どのくらい…ですか?」
医者「3ヶ月、ぐらいかな」
確かにあの時あたしは飛び降りた。
やのにどうして今は…
死のうと思ったのに。
何故今はここにいるのか。
自分では全く分からなかった…
医者「たまたま飛び降りた下に軽い植え込みがあったみたいで、ほんまに奇跡的に助かったんやで?」
奈美「…」
医者「そっから病院に運ばれて今まで、奈美ちゃんはずっと意識不明やってん」
奈美「どのくらい…ですか?」
医者「3ヶ月、ぐらいかな」