幼なじみ
「優衣、顔あげて」
「涼、ごめんあたし...」
ギュッ__________!!
あたし、抱きしめられてる?
「俺も優衣が大好き。もうこれ以上ないぐらい優衣に惚れてる。」
何言ってるんだろう?
これは夢かな?
「あたしなんて幸せな夢見てるんだろう...」
「優衣!これは現実だよ。おれは生まれたときからずっと優衣だけが好きな女」
あたしの涙腺は破壊された。
泊まるなんて知らないようにあふれる涙。
「涼...大好き...」
「俺は愛してんだよ」
「涼_______ッ」
涼に優しく抱きしめられたとき、きっとこれは夢じゃないって思った。
いつも夢に出てくる涼は温かくなかったの。
今の涼はほんとにあったかくて...
凍ってた心がとかされるように。
ずっとずっと思い続けたの。
涼...あたし勇気だしてよかった。
後悔しなくてよかった。
ほんとにほんとに愛してる。
ありがとう...