幼なじみ


「優衣、顔あげて」
「涼、ごめんあたし...」
ギュッ__________!!
あたし、抱きしめられてる?





「俺も優衣が大好き。もうこれ以上ないぐらい優衣に惚れてる。」
何言ってるんだろう?
これは夢かな?
「あたしなんて幸せな夢見てるんだろう...」
「優衣!これは現実だよ。おれは生まれたときからずっと優衣だけが好きな女」





あたしの涙腺は破壊された。
泊まるなんて知らないようにあふれる涙。
「涼...大好き...」
「俺は愛してんだよ」
「涼_______ッ」






涼に優しく抱きしめられたとき、きっとこれは夢じゃないって思った。
いつも夢に出てくる涼は温かくなかったの。
今の涼はほんとにあったかくて...
凍ってた心がとかされるように。






ずっとずっと思い続けたの。
涼...あたし勇気だしてよかった。
後悔しなくてよかった。





ほんとにほんとに愛してる。





ありがとう...













< 106 / 159 >

この作品をシェア

pagetop