幼なじみ


「リオ、涼。」
優衣の目が...うるんでる。
手首、けがしてるのか?
「優衣、さっきはありがとね。超助かった」
はにかむリオ。





「あ、うん全然」
優衣、笑えてないんだよ。
ちゃんとわらてくれよ...。
俺だっていやなんだよ。
ほんとは、優衣が大好きなんだ。





「優衣も一緒に遊ぶ?」
「え...いや」
困った顔の優衣。
どうしたらいい?
二人っきりがいいというべきなのか?
優衣の前で?
リオと二人っきりになりたいって?






言えるわけがない。





「あたし悪いよ」
「いいからいいから♪今日あたし泊まるし」
最後にリオがいった言葉。
きっとわざとだ。
「ね?」
リオに気迫まけした優衣は俺の家に来ることになった。
俺部屋片付けたっけ?
パンツとかねーかな?
てか、優衣にはいまさらか。
一人妄想をする俺。






「ただいま」
「「おじゃましまーす」」
「お帰り涼ー。優衣ちゃん‼久し振りー」
姉貴...頼むから今はリオにかまって。
「春姉久し振り」
何も感づかれないように作り笑いする優衣が痛々しい。
姉貴にそんな作り笑いが通用するわけない。
優衣もわかってるはずだろ?




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