幼なじみ


あれから一週間がたった。
雑誌が今日発売される。
俺は優衣と本屋にいる。



「あった...」
俺らが乗ってる雑誌...。
表紙には新人モデル!いざ出発と書いてある。
俺らのことだよな?
雑誌の表紙は蓮さんだった。



「っっ...!」
家に帰り、雑誌を開く。
ほんとに...俺?
雑誌の中の俺は、見たこともないほど輝いてて...
俺じゃないみたいだ。



優衣も...可愛いというよりきれいだ。
人はこんなに変わるものなのか...。



ブーブーブー...
メール、酒井さんだ!
[雑誌みたか?問い合わせ殺到してる。明日9時にスタジオ!]
問い合わせが殺到?
俺達...いいスタートを切れたのか。
仕事なかったらどうしようかと思ったぜ...。



ブーブーブー...
「もしもし?}
『あ、涼!?雑誌に優衣と涼みたいな人が乗ってんだけど...』
「あ、俺と優衣。モデルになったんだ」
『マジかよ!頑張ってな!』
「サンきゅー」



電話を切ると、メール17件!?
雑誌をみたであろう友達からだ。
ブーブーブー...
「酒井さん...?」
[言い忘れ!友達とか携帯知ってるだろうから、明日携帯変えさせる!返事男すんなよー]
マジですか...。
芸能人って大変なんだな...。










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