好きすぎた、たぶん。
「あー、ごめんごめん。思い出した。っつーか、勝手に登録すんなよ、番号。」
「エヘ。やっぱダメだったぁ?」
エヘじゃねぇよ、エヘじゃ。
「ねぇ、それより今日会えないかなぁ?」
「何、店来いってこと?」
「でもいいし、その後でもいいよぉ。」
「あー、ごめん。まだ仕事終わってないんだ。だからまた今度ね。じゃ。」
めんどくさいからテキトーな理由で電話を切った。
あーちゃんって女は思い出したけど、顔は一切出てこねぇや。
まぁいいけどさ。
あ、コンビニ。
何か買うもんあったかな。
ちょうど車停めたし、飲み物・・・あー、煙草買っとくかな。
店内に入ってまた真っ直ぐにレジに向かう。