好きすぎた、たぶん。
「いらっしゃいま・・・あ。」
「・・・あぁ、どうも。」
レジに立っていた店員は、こないだバレちゃったバイトちゃんだった。
「煙草・・・ですか?」
「あぁ、うん。1カートン。」
「はい。少々お待ちください。」
そう言ったバイトちゃんは、レジ横にあるドアの中に入っていった。
あれ、何の煙草か言ってなくね?俺。
「お待たせしました。こちらでよろしいですか?」
「あ、はい。」
すげぇ、当たってる。
「覚えてたの?俺が買った煙草。」
「え?あ・・・はい。」
「そうなんだ。いつも客が買う煙草、覚えてんの?」