好きすぎた、たぶん。
はぁ。
何してんだ、こんな子供と。
っつーか何で俺が初めて奪ってんだよ。
責任とか無理だよ。
動く方の右手で、詩織ちゃんの頭を起こさないように撫でた。
ごめんね、俺が初めてで。
・・・・・・・・・。
起こさないように、腕枕してあげてた左腕を抜いて、ベッドから起き上がった。
パンツだけ履いて、パソコンの電源を入れる。
詩織ちゃんがまだ寝てるからヘッドホンで音が外に出ないようにしながら、思いついたメロディを音にする。