好きすぎた、たぶん。


「今までで1番好きだって言ったじゃん、俺が。」


「わかったって。」


「俺だけじゃねぇよ。」


「え?」


「俺も好きだよ、今回。お前っぽい。」


「僕も!!なんか懐かしい感じするよね。」


「あぁ、わかるわかる。インディーズの頃の可威っぽいっつーかNUTSっぽいっつーか。」



武司も健吾も和樹も丸っきり飲んでますみたいな顔でそう言っていた。



「な、みんな好きだよ、今回のお前の曲。」


「・・・ありがとう。」



メジャーデビューしてからのNUTSの曲が会社の曲になってるのは、正直潤しか知らない。



ここまで弄繰り回されてるのはたぶん知らない。



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