好きすぎた、たぶん。


「別に曲作れる作れない関係ないだろ。」


「でもモテんじゃん、可威。」


「んなことねぇって。」


「嘘つけよ。」


「まぁ嘘だけど。」


「かー!!うざっ!!!」



俺らって何でか昔から家族みたいなとこがあって。



潤が母ちゃん。



面倒見がよくて、みんなを見守ってるみたいな感じの人。



武司が親父。



口数が元々多くはないけど、年齢も1番上だし、いつでも何があってもドッシリ構えてるみたいな感じの奴。



落ち着いてるっつーかなんつーか。



潤と似てるけどね。



しかも年齢1番上っつっても、誕生日が1番早いってだけで年は一緒ですけど。


< 208 / 880 >

この作品をシェア

pagetop