好きすぎた、たぶん。
「まぁ、予想してなかったことではないだろ?」
「・・・はい。」
「“MOON”がキて、正直いけると思ってたのが悪かったかな、俺らもお前も。」
「・・・そうっすね。」
・・・別に俺はそこまでいけると思ってないよ。
「まだ早かったのかも知れねぇな。」
「え?」
「お前には。」
「・・・・・・」
初登場6位よりも落ち込む言葉を投げられた。
わかってた。
自分ではこう言われるだろうなって。
杉原さんに会って慰めてもらえるなんて思ってないし、別に慰めてもらおうとも思ってない。