好きすぎた、たぶん。
何年もこの関係を続けて、数え切れないほどセックスをした。
そうなると、嫌でも京子さんは俺好みになってくる。
俺の1番合う女になる。
でも決して、嬉しくはない。
俺好みの女になって、1番相性のいい女とやって、それでいいなんていう関係じゃない。
セックスを終えて、そのままベッドに横になった。
京子さんも俺の横で寝てる。
俺に腕枕してもらって。
いつもそう。
「安心する、可威にこうしてもらうと。」
「さっき後ろから抱っこっつったじゃん。」
「違うよ、あれは嬉しいの。これは落ち着くの。」
「そっか。」
「うん。」