好きすぎた、たぶん。
そんで高2になった時、1コ下に健吾が入学してきて、なんでか俺になついてきて、一緒につるむようになった。
あいつは中学からベースをやってたらしく、更に音が増えて楽しくなった。
部員5人いたら部活作れるっつーから、テキトーな奴の名前借りて、部員5人ってことにして軽音部を作って。
授業終わったら、俺らが作った部室に集まって、本当はたぶんダメだけど武司も呼んで。
どんどんバンドという形になって、それから1年後。
俺らが3年になった時に、1年に入学してきたのが和樹だった。
あいつはお坊ちゃまでガキの頃からピアノを習わされてて、それでなんでかバンドに憧れてたらしく、軽音部に入ってきた。
この時、NUTSが完成した。