好きすぎた、たぶん。


それから3日後。



学校が終わって、潤と駅に向かってる時。



「可威さ、東京っていつ行くの?」


「卒業したら行くよ。」


「そう。」


「うん。」


「・・・俺も行こっかなー。」


「は?」


「だから、俺も行こっかなっつったの。」


「何で。」


「だぁから、俺もギターで生きてくよ。」



反対はしたけど、潤の決意も揺るがなかった。



俺と一緒に音楽で食って行きたいと言われて、正直嬉しかった。



「NUTS作ったのは、可威なんだからお前がこれで食ってくっつーなら、俺も行くよ。初代のメンバーは俺とお前なんだから。」って。


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