好きすぎた、たぶん。

今日は打ち合わせだけで、帰宅した。



っつっても、打ち合わせしたのが時間遅かったから、もう夜。



なんだったら昼間やってくれよ。



はぁ～あ。



眠。



俺んちまで送ってもらって、エレベーターで上に上がる。



鍵･･･鍵･･･



ベルトにぶら下がってる鍵を歩きながら取った。



「可威!!」



後ろから声をかけられて振り返ると、そこにいたのは咲だった。



「おかえり。」


「何してんの。」


「可威が下のオートロック入った時、後ろからあたしも入ったのに可威気付かないんだもん。」


「何？」


「そんな怖い顔しないでっていつも言ってるでしょ？」