好きすぎた、たぶん。
「じゃあどうすればいいんですか、俺は。」
「こないだみたいにして?」
「・・・無理。元気ない。」
「嘘。」
「嘘じゃないよ。マジで。」
「じゃあキスして。」
「・・・・・・」
「ダメ?」
♪~
咲がそう言いながら俺に抱きついてきたと同時に、ポケットに入ったままだった俺の携帯が鳴った。
「ごめん、電話。」
「嫌、今は出ないで。」
「は?何言ってんの。意味わかんないし。仕事の・・・おい!!」
ケツポケットに入ってた携帯を咲が勝手に取り出した。