好きすぎた、たぶん。


「もう別れてんだろ?お前ら。」


「・・・そうっすけど、嫌です。何でなんすか、いくら別れてても前の彼女っすよ?しかも撮られてんすよ?」


「だからだよ。」


「はぁ?」


「お前だってわかってんだろ、最近の咲。」


「・・・・・・」



確かに咲はすごかった。



特に俺と付き合ってた頃は。



まぁ可愛い顔してっから男ウケはいいし、なんか女からも人気あって、咲のファッションを真似したいみたいな人が多かったんだって。



CDは売れてたし。



でも、もう過去のことになりつつあった。



< 424 / 880 >

この作品をシェア

pagetop