好きすぎた、たぶん。
「もう別れてんだろ?お前ら。」
「・・・そうっすけど、嫌です。何でなんすか、いくら別れてても前の彼女っすよ?しかも撮られてんすよ?」
「だからだよ。」
「はぁ?」
「お前だってわかってんだろ、最近の咲。」
「・・・・・・」
確かに咲はすごかった。
特に俺と付き合ってた頃は。
まぁ可愛い顔してっから男ウケはいいし、なんか女からも人気あって、咲のファッションを真似したいみたいな人が多かったんだって。
CDは売れてたし。
でも、もう過去のことになりつつあった。