好きすぎた、たぶん。
「まだ上にまで話言ってないくらい来たばっかなんだけど。」
「うん。」
「あの人からオファーなの。」
「あの人?」
「ほら、あの人よ。NUTSがまだライブハウスでやってた頃、よく見に来て可威と一緒にいた。」
「・・・京子さん?」
「あぁ、そう。その京子って人。」
「何言ってんだよ、あの人の会社女の下着会社だよ?間違いだろ。」
「そうなんだけど、なんか男性用下着を出すみたいで、そのモデル。イメージキャラクターみたいなさ。」
「・・・ふーん・・・」
「上が何て言うかわかんないけど、可威にも話行くかもしれなし・・・どうする?」
「・・・考えとくよ。」
そう言って車から降りて、やっと家に帰れた。