好きすぎた、たぶん。
「普通はまだ来ないけど、ほら、夏実っていたでしょ?俺らのマネージャーの。」
「あぁ、うん。」
「夏実、京子さんと会ったことあるし、俺らがどういう関係か、うっすら知ってるからさ、1番に話してきたんだ。」
「そっか・・・、そうだよね。」
「京子さんが俺の名前出したの?」
「ううん、違うの。イメージモデルの話が出て、誰がいいかって話し合ってた時、社員の子が可威の名前出してきて、ほら、今NUTSすごいし、人気。だからみんなすぐ賛成になっちゃって。」
「そう。」
「みんなもうそれで決まりってなってて、NUTSのすごいファンの子がいるってのもそうなんだけど。」
やっぱりか。
京子さんから俺の名前出してくるわけねぇよな。
「ごめんね、驚かせて。」
「ううん。」