好きすぎた、たぶん。


「普通はまだ来ないけど、ほら、夏実っていたでしょ?俺らのマネージャーの。」


「あぁ、うん。」


「夏実、京子さんと会ったことあるし、俺らがどういう関係か、うっすら知ってるからさ、1番に話してきたんだ。」


「そっか・・・、そうだよね。」


「京子さんが俺の名前出したの?」


「ううん、違うの。イメージモデルの話が出て、誰がいいかって話し合ってた時、社員の子が可威の名前出してきて、ほら、今NUTSすごいし、人気。だからみんなすぐ賛成になっちゃって。」


「そう。」


「みんなもうそれで決まりってなってて、NUTSのすごいファンの子がいるってのもそうなんだけど。」



やっぱりか。



京子さんから俺の名前出してくるわけねぇよな。



「ごめんね、驚かせて。」


「ううん。」


< 433 / 880 >

この作品をシェア

pagetop