好きすぎた、たぶん。
「じゃあ行こうか。どこ行きたい?」
「え?可威さんちじゃないんですか?」
「いつも俺んちばっかだからさ。今日はいつもより早くから会ってるんだし、詩織ちゃんの行きたいとこ行こうか。」
「いいんですか・・・?」
「うん、そんなバレないよ。バレてもテキトーにかわすから。今日はデートしよう。」
「は、はいっ!!」
詩織ちゃんの満面の笑顔を見て、車を発進させた。
どこ行きたいか詩織ちゃんに聞いたら、ものすっごい悩んだ末に有名テーマパークだった。
ま、いわゆる遊園地だね。
遊園地とかかなーって予想はしてたから、まぁ驚きもしないけど。