好きすぎた、たぶん。
そんな光景が目に入りながら、俺はそっこー着替え始めた。
「おい、可威!!」
若干小声で健吾が話しかけてきた。
「んー?」
「和樹。」
「は?」
「今和樹電話あったべ?」
「あぁ。」
「電話かけてきた相手、表示されてたの見えちゃったんだけどさ。」
「うん。」
「女だったんだけど!!名前。」
「・・・それだけ?」
「それだけだけど和樹に女から電話だぜ?しかも楽屋出て電話するような相手ってことだろ?」
「・・・まぁそうだな。」
「だろ?気になんべ??」