好きすぎた、たぶん。
・・・否定できない。
和樹がなさすぎか、俺と健吾がありすぎか。
んー。
どっちだろ。
「なんだよ、俺と可威一緒にすんなよ。」
「はー?」
「俺は可威ほど遊んでません。」
「俺はお前ほど遊んでねぇよ。」
「どうだか。」
「可威くんも健吾くんも潤くんとか武司くんくらいならいいのにね。」
「何言ってんだよ、武司は確かに遊んでねぇけど、潤だって遊んでんぞ?」
「俺を入れんなよ。」
「おめぇばっかいい面してんなよ。俺お前に泣かされた女何人見てきたことか。」
「可威に言われたくない。」
「はー、やだやだ。」
何の話をしてんだか、俺らは中学生みたいな会話をしながら帰る支度を続けた。