好きすぎた、たぶん。
・・・あ。
ほら。
やっぱ見てる。
だって、見つけたもん、詩織ちゃん。
まぁ今日のチケット渡したから、今日来てるんだろうなとは思ってたけど、見つけた。
探してたつもりもないけど、意外とすぐ見つけられた。
あの隣にいるのが友達かな。
ライブに来てた詩織ちゃんは、笑顔でめちゃめちゃ楽しんでくれてるようだった。
・・・え!?
嘘。
詩織ちゃんのいるとこからずっと目線を横にずらしていくと、いつもなら絶対来ない人がいた。
嘘。
京子さん!?
え、どうしちゃったの!?