好きすぎた、たぶん。
朝から無駄に絡んできた健吾を交わして、仕事が始まった。
写真撮られて、その後インタビュー。
写真撮られてる時は、そこまで待ち時間みたいのもなかったけど、インタビューは意外と長い。
全員一気にインタビューならいいのにね。
1人1人だって。
「可威。」
「んー?」
和樹のインタビュー待ち中、俺だけ夏実に呼ばれた。
「何。」
「仕事のオファー。」
「・・・何?」
なんか最近夏実に呼び出されて仕事の話っていいことあんまないから、変に身構えてしまった。
「文化祭。」
「は?文化祭?」
「ほら、もうすぐ文化祭の時期でしょ?学校って。」
「あー、そうかもな。」