好きすぎた、たぶん。


この後の仕事も、やっぱりこのことばっか考えちゃうし、夏実にはムカつくしで、大して集中できなかった。



こういうとこがまだまだ甘いんだな、俺・・・



家に帰ってきてギターを触ってても、やっぱり気になって曲作りどころでもギターどころでもなかった。



♪~



大して画面も見ずに電話に出た。



「はい。」


「俺。」


「あー、潤?何?」


「聞いた、文化祭。」


「・・・あぁ。」


「ついでに学校からの資料も見たよ。あの子の行ってる学校なんだろ?」


「・・・そう。」


「夏実がわざと受けたんだろ?」


「たぶんな。」


「どうすんの、お前。」


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