好きすぎた、たぶん。
まだ寝てる詩織ちゃんの髪に触れた。
「・・・ん・・・」
あ、起こしたかな。
「んん~・・・」
まだ一応寝てるらしく、しかもおまけに寝ぼけてるらしく、隣に寝てる俺により一層くっついてきた。
そんな詩織ちゃんを抱きしめて、俺も気付いたらまた寝てた。
♪~
ん・・・
何か鳴ってる・・・?
「・・・いさん。可威さん。」
「んーー・・・」
今度は詩織ちゃんの声で起こされた。
「携帯鳴ってますよ?」
「んー・・・」
手を伸ばしてベッドの横に置いてある携帯を取った。
あ、電話だ。
画面を見ると、何でか知り合ったグラビアアイドルからだった。
俺はまた携帯をあった場所に戻した。