好きすぎた、たぶん。
・・・俺昨日から何本吸ってんだろ。
ちょー不健康。
でも考えごとすると、やっぱり自然に本数が増えてしまう性格らしい。
考えたって考えたって、お兄さんの言ってたことは正しくて、お兄さんの言う通りにするのが1番なのはわかりきってた。
会わなくなるのが1番いい。
きっと、俺にとっても詩織ちゃんにとっても、会わないのが1番なんだと思う。
だけど、やっぱり踏み切れなかった。
「悪いな。」
「本当です。」
潤が俺んちに着いて、潤の車に乗った。
特に喧嘩してるわけでもないけど、お互い話すこともなかったから黙って車に乗っていた。
俺は寝てねぇから頭ボーっとしてるし。
それにボーっとしないようにしようとしても、どうしても考えちゃって。
傍から見ればたぶん、どっちみちボーっとしてるように見えてると思う。
「何かあった?」
「え?」
それまで黙って運転していた潤がいきなり話しかけてきた。