好きすぎた、たぶん。


嬉しいことだった。



俺がイメージキャラクターになったことで売り上げがいいんなら、こんなに嬉しいことはない。



京子さんの力になれたことも、嬉しかった。



でも、今日はどうしても気分が上がらない。



今日、京子さんに話そうと決めたのは俺だけど、どこかでこの日を迎えたくなかったのかもしれない。



でも、もう今までみたいには、できないから。



「・・・京子さん。」


「ん?」


「話が・・・あるんだけどさ。」


「うん。」


「・・・・・・もうやめようと思うんだ。」


「・・・・・・」


「付き合ってるわけでもない人と、こういう関係でいるの。」


「・・・・・・うん。」


「・・・ごめん、急に。」


「・・・ううん、何となくそろそろ潮時かなって思ってた。」


「・・・そうなの?」


「うん。1回仕事で関わったっていうのもあるけど、こないだ可威がうちに来てエッチした時、なんとなく、そんな気がした。」



・・・やっぱり。



京子さんには敵わないな。



いつも俺の考えてること、潤みたいにお見通しで。




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