好きすぎた、たぶん。
でもそれは、1位取れたりレコード大賞取れたりしたことだけじゃない。
詩織ちゃんが言ってくれた。
いつも笑顔で俺の作る曲を好きだって言ってくれた。
歌以外で好きになった人もNUTSの曲を好きになるような力があるって、言ってくれた。
歌以外の仕事でも、いろんなところでNUTSが見れるのは嬉しいって言ってくれたから、歌以外の仕事も頑張ろうって思えるようになった。
今俺がこうやってまた曲作って頑張って仕事出来てるのは、詩織ちゃんのおかげだと思ってる。
俺は純粋に音楽が好きなんだって気持ち、思い出させてくれた。
自分達のファンに対する信頼も、自分の音楽に対する気持ちも、自分への自信も、全部詩織ちゃんがいてくれたから取り戻せた。
そして、俺が曲を聴いてもらえてない、本当の俺らを見てくれてないって思ったのは、やっぱり世間のイメージと本当の自分が違い過ぎたっていうのも、ある。
どうしても俺は世間のイメージと本当の自分にギャップを感じて、でもそのギャップをなくすことのできない過去が俺にはある。
人として最低な道を歩いてきた。
全うな生き方、1度もしてこなかったから。
こうやって自分でお金稼いで生きれるようになって、後悔してた。
自分の今までに。
なんでこんな生き方してきちゃったんだろうって。