好きすぎた、たぶん。
「ねぇ、詩織ちゃんの夢って何?」
「うーん…夢ですか…?」
「特にない?」
「うーん…でもやっぱり私も音楽が好きだから、それを仕事にするとかは別だけど、でもずっと音楽を好きでいたいです。それが夢です。」
「そっか。」
「夢って言わないですよね。」
「ううん。そんなことないよ。」
好きでいたい
音楽をずっと
好きでいたい
夢をみてた自分を
忘れずにいたい
「俺と、同じ夢だね。」