好きすぎた、たぶん。
俺は別に、曲が作りたくてNUTSを始めたわけじゃなかった。
音楽がしたくて、ギターが好きで、NUTSを作った。
でもおもしろいくらいメロディーが浮かんで、気付けば曲なんていくらでも浮かんでた。
それからは曲を作ることが好きになって、その俺の作った曲を好きだとメンバーが言ってくれるのが、嬉しかった。
だけど、俺らを夏実が見つけてくれて、デビューが決まった時。
俺らの歌ってた曲を事務所に聴かせた時、また曲を作ってみてくれる?って言われて作った。
その曲をまた聴かせた時、かなりイジられた。
編曲って言うか、アレンジって言うか。
あの時、無性にショックだったのと、悔しかったのを覚えてる。
完成した曲を聴いた時、ほぼ別の曲だった。