想い。
 「俺、金沢真。てかクラスメイトの名前ぐらい覚えろよ。お前槙野凛だろ??」

 「う、うん・・・」

金沢真・・・。確かに出席確認とかでは聞いたことあるけど話したことなんてなかったから覚えてもなかった。

 「俺も1人なんだ!!!付き合えよ」

 「え、いきなり!?」

 「その付き合うじゃねえって!!!ちょっとこいよ」

 「あっ・・・」

なんだ・・・。勘違いした自分が恥ずかしい。

 真に連れられ行きついた先はほこりだらけの部屋だった。

< 38 / 92 >

この作品をシェア

pagetop