想い。
私はスラっと高本優斗に言った。
後ろでは桃香が「大丈夫なの!?」と小声で話しかけてきている。

 でも私はそんなこと構わず自分の席についた。

 ザワッ!!!

私が言ったせいかみんなの声が一気にあがる。
 
  その後ろで高本は何か複雑な顔をしていた。

 この時はなんとも思っていなかった。

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