想い。
桃香はやっぱり私の親友だった。自分が別れを告げられて、しかもその相手が私だったら普通はもっと怒るはずなのに、わざわざ報告しにきてくれた。やっぱり親友は桃香しかいなかったんだ。

気持ちを少しずつ抑えながら絵里たちがいる部屋へと走った。

 はやく絵里たちに会いたい。

そう思いながら、走っていった。

< 53 / 92 >

この作品をシェア

pagetop