眠る心
何かが変わるかもしれない。

静かな時が流れる・・・

私が、少しだけ振り返ると

貴方の頬に

私の頬が触れた。

貴方は、私の頬に
手を翳して

私に、優しく口づける。

その口づけは、とても甘い。

何度も何度も触れ合う唇。

貴方も私も
夢中で相手を求める。

舌を絡ませて

貴方を感じる・・・

貴方だけを感じる・・・

私の瞳から涙が溢れて
零れ落ち、貴方の手に
落ちた。

「ごめん・・・」

< 137 / 236 >

この作品をシェア

pagetop