眠る心
私は、見つめる

貴方だけを・・・

貴方の瞳が

私を見つめる?

感動の渦の中・・・

幕は、閉じる。

「まゆちゃん
 今日は、誘ってくれて
 ありがとう

 私、記憶は
 思い出せないけれど

 シュウさんに恋した
 気持ちは本物だった

 私は、彼をきっと
 ものすごく好きだった」

「うん、なっちゃんは
 しゅうちゃんを
 心から愛してたよ

 これからも一緒に
 ジニアのライブ
 観に来ようね」

「うん」

14歳の私は、記憶を無くした
今も、確かに私の中にいる。

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