眠る心
「俺は
 
 あなただけのもの」

貴方の逞しい腕が

壊さないように優しく

私を包む。

そう、まるで宝物に
触れるように

そっと優しく・・・

私は、貴方に身を委ねて
背中に両手を回した。

「なぎ、安心して・・・
 
 根も葉もない
 こんな騒動
 すぐに治まるさ」

私は、その腕の中で頷いた。

貴方の愛は、私だけのもの。

しかし、騒動は治まる
どころか悪化して
いくばかり。
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