眠る心
その装いは
真っ白な衣装でまるで

神のよう。

患者達はみんな、柊雨の姿に
魅とれ、崇拝する。
  
辺りを見渡す、柊雨は
凪子を探す。

柊雨の視界に凪子が入る。

愛しい人の姿が、映る。

逢いたかった人・・・  

「なぎ」

凪子は柊雨の声に気づき

柊雨の姿を見つけて
その場に立つ

すると、突風が
凪子を体を吹き抜けるのと
同時に

柊雨が凪子の元に降りたつ。

そして、凪子を
強く抱きしめる。

「なぎ、俺と結婚して 
   
 そして

 ずっと俺の傍にいて」
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