ふれんず


長ったらしぃ校長の話も終わり、クラスに戻るとやっぱりシーンとする。


この沈黙に耐えきれず、どこかへ行ってる子もいた。

私ゎ曲を聴いて時間を過ぎるのを待っていた。

誰か会いに行く友達ってのはいないし。


そう心のなかでつぶやき、うつ伏せになった。




「はーい、ホームルーム始めんぞー。」

静まった教室に、赤坂の声が響いていた。

明日の連絡を聞いて、いざ帰ろう!となったとき…

「式で返事をしなかったものは残れ。」

と赤坂が言った。
そして私の方を見る。



ポンっと肩を叩かれ振り向くと、チャラチャラした奴に、
「工藤、先公に目ぇつけられたぞ。」と言われた。


そして、赤坂が返事をしなかった人の名前を挙げていった。

その中に、私ゎ入っていた。



< 16 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop